
非常に多い連絡不能の悩み
アルバイト求人において、連絡が付かない応募が多い!と嘆かれている企業様は多いのでは無いでしょうか?
媒体が雇った「サクラ」ではないか!?などと思われた経験は、誰しもがあると思います。
連絡がつかない理由を正しく理解する事で、連絡不能の確率を低減する事は十分可能です。
連絡不能 3つの原因を理解しよう
①各社媒体は、リコメンド機能を充実している事
リコメンド機能とは、気になる求人に応募をすると、下記の写真の様に☑のみで「まとめて応募」が出来る機能です。
気になる求人要項に近い求人原稿が出てくるので、多くの求職者がこの機能を活用して併願するのです。

結果として、1名の応募者が4社・5社と複数応募をする事となり、必然的に多くの競合他社との比較対象に勝ち抜かなければならなくなります。
ロクに募集要項も見ずに、応募している事も多くなり、電話をしてもお店名が分かっていないケースも多く出てきます。
媒体メーカーがリコメンド機能を充実させる裏の理由は、少子高齢化に伴いアルバイトのメインターゲットである若年層が年々減少している中、応募総数は増加させたい事が挙げられます。
延べ人数を増やせるリコメンド機能により、企業様の求人掲載時における応募数を引き上げたいのです。
結果的に、応募数はあるけど採用に至りにくい仕組みに陥っています。
②リアクションスピードが遅い
応募が来てから、初期対応に半日~1日掛かるなどリアクションスピードが遅ければ遅い程、連絡が取れる確率は激減します。
理由としては、リコメンド機能を使って複数応募をされており、すでに面接が数件決まってしまっている状態が早期に作られやすい為です。
時間もお金もかかる面接を5件も6件も受けに行く方は、少ないわけですから、応募対応スピードが遅いことは命取りなのです。
②優先順位の低い応募先と捉えられている
大学の滑り止めのイメージが近いです。優先順位は低いが多少の興味は持っている。優先順位の高い求人で合格すれば、そちらを優先する予定。
この様な場合でも、応募は入ります。
大学受験も志望度が低くても、万が一に備え受験はする事と似ています。
連絡不能の確率を下げる方法
原因が分かれば、対策が講じられます。
3つの原因を理解されたと思いますので、それぞれに対策をぶら下げて行きましょう。
①応募から連絡までのスピードを最速化しよう!
現場任せの応募対応では、どうしてもスピードは遅くなります。
営業中は、お客様が最優先ですし、お休みの日も様々な理由で連絡が遅くなりがちです。
本部での一括対応や、面接設定代行など会社の体制に沿った、最速化できる対策を講じる事をお勧め致します。
弊社Connect Innovation株式会社で応募対応代行を行っている企業様の平均面接設定確率は、75%~85%程度の水準を維持できております。
必ず結果が出る対策だと言えます。
②応募対応は、まず電話そしてメール
応募対応時に、メールだけの対応はやめましょう。電話をしても繋がりにくい為、メール対応のみにされている企業は多いと思います。
しかし、電話を出ない理由の多くは「知らない番号だから」なのです。
裏返せば、「知っている番号は出てくれる」です。
番号を知らせる為にも、まずは電話をしましょう。
電話をして出ない場合は、「先ほど090-〇〇〇〇ー〇〇〇〇からお電話を差し上げましたが、お出になられませんでしたのでメールさせて頂きます」とメールに添えて、対応メールを送りましょう。
後に、リアクションスピードを振り返れるように、媒体のシステム内からのメール送付をおススメ致します。
③メールの返信が来ない場合
メールの返信がなかなか来ない事も良くあります。面接意思はあるのに返信が来ない原因の多くがメールに気づいていないです。
若年層は、メール受信のPOPアップを設定していない確率が高いです。ゆえにメールアプリへのログイン数も非常に少ないわけです。
メール返信が無い場合は、ショートメールで再度送付しましょう。
ショートメールは、POPアップ設定されている事が殆どですので、気づかれやすいです。
まとめ
よく今の若い子は、連絡がつかないと世代のせいにされることも多いですが、決してそんな訳ではありません。
見えない競合他社が多く存在している事、自社の連絡スピードが競合他社より劣っている事、競合他社との比較において魅力が少なく捉えられている事などが複合的に体感として表れているに過ぎないのです。
自社に改善の矢印を向けない限り、連絡不能問題は改善には向かわないのです。

はじめまして。Connect Innovation代表取締役の稲生です。飲食企業のSVなどを経て脱サラ。採用コンサルティング・社内研修講師・面接代行・スカウトメール代行・求人広告代理店・採用ホームページ制作・求人動画制作など採用・育成・定着にまつわる会社を経営しています。また、コロナ問題を変化のチャンスと新たに「ECショップ」の開店にも取り組んでいます。飲食時代に痛感しましたが、小さな人材課題を放置すると、会社内でいづれ大きな課題に発展するものです。また、経営戦略を構築するには必ず、人材採用育成戦略を構築しなければいけないとも実感しました。このサイトでは、企業側の視点・求職者の視点・採用担当者の視点・ワーカーさんの視点・求人広告営業の視点と様々な視点から人材課題にアプローチしていきます。少しでも、皆さんのお役に立てれば幸いです。
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