【雇用契約書とは】
雇用契約書は採用時の重要書類です。雇用契約書の定義と意味を解説します。
●雇用契約書とは
雇用契約書とは、雇用主と労働者間で取り決めるを紙面化したものです。
採用時に採用する者へ取り決めを提示し、同意をするための書類です。
後のトラブルを防止する事ができます。
●雇用契約書は絶対に必要!?
労働基準法では、雇用主は労働者に対し賃金・労働時間などの労働条件を明示しなければならないと定められています。
別の書類で明示が確実に行われる場合は、雇用契約書がなくても違反にはなりません。
しかし、紙面で明示しておくにこしたことはありません。
雇用契約書はできるだけ作成しましょう。
【雇用契約書作成時の必須事項】
雇用契約書には、法律で定められた必須項目がありあます。
●必須項目
1. 契約を結ぶ期間
2. 就業する場所
3. 業務の内容
4. 契約更新の基準
5. 勤務を開始する、終了する時刻
6. 所定労働時間があるかどうか
7. 休日・休暇、休憩時間
8. 賃金発生基準、計算方法、支払い方法、締め・支払い時期
9. 交替制勤務の場合、交替期日や順序
10. 退職に関するルール
上記の他にも、4項目の明記が必要になることがあります。
アルバイトやパートなど、短期雇用者にあたる労働者を採用する場合です。
11. 昇給があるかどうか
12. 退職手当が支給されるかどうか
13. 賞与制度があるかどうか
14. 相談窓口について
【注意点】
●試用期間で雇用する場合も雇用契約書は作成しましょう。
試用期間とは、正式採用前にお試しの労働期間を設け、雇用者の基準を満たすかどうかの判断する期間です。
試用期間中でも、労働契約が結ばれていることになります。
労働条件の明示が法律で義務付けられているため、必ず雇用契約書を作成し労働者へ提示してください。
●控えを必ず労働者に渡しましょう。
雇用契約書は、労働者が保管できるよう、控えを渡しておきましょう。
トラブルを避けるために絶対に必要です。
●雇用契約書に記載する条件の確認を徹底しよう
就業規則が実際のルールと異なっていないかのチェックも忘れずにしてください。異なる点があると、法的に罰せられることもあります。
【まとめ】
アルバイト雇用でも、雇用契約書は必ず取り交わしてください。
様々なトラブルの原因となります。
正しい手順を踏むことは、労働者にとっても晴れやかな気分で仕事に挑んでいただける為にも最低限必要な事です。
はじめまして。Connect Innovation代表取締役の稲生です。飲食企業のSVなどを経て脱サラ。採用コンサルティング・社内研修講師・面接代行・スカウトメール代行・求人広告代理店・採用ホームページ制作・求人動画制作など採用・育成・定着にまつわる会社を経営しています。また、コロナ問題を変化のチャンスと新たに「ECショップ」の開店にも取り組んでいます。飲食時代に痛感しましたが、小さな人材課題を放置すると、会社内でいづれ大きな課題に発展するものです。また、経営戦略を構築するには必ず、人材採用育成戦略を構築しなければいけないとも実感しました。このサイトでは、企業側の視点・求職者の視点・採用担当者の視点・ワーカーさんの視点・求人広告営業の視点と様々な視点から人材課題にアプローチしていきます。少しでも、皆さんのお役に立てれば幸いです。
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