【戦力化単価とは?】
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが「戦力化単価」を理解しなければ、採用育成のコストは満足に語れません。
まずは、「戦力化単価」の計算式を見て見ましょう!
応募単価=求人費用(媒体費用/検索エンジン課金費用など)÷応募数
採用単価=求人費用(媒体費用/検索エンジン課金費用など)÷採用数
戦力化単価=(採用単価+研修期間人件費)÷戦力化人員数
例えば:求人費用10万円を掛け、10名の応募が来て、4名を採用した場合は、
応募単価1万円、採用単価2,5万円となります。
更に、4名がそれぞれ時給1,000円で50時間の研修を行った後、2名が退職し、2名が戦力化人員になった際の戦力化単価は7,5万円となります。
企業が採用活動時に求めている人材は、戦力化人員ですので、本来企業が
最も採用において意識すべき指標は、「戦力化単価」と言えます。
【人件費と教育費が同じ勘定科目】
損益計算書における、アルバイトや新入社員の教育期間の人件費は、勘定科目上で、通常の人件費と合算して出されている企業が多いのではないでしょうか?
合算してしまうと、年間の戦力外の人件費が不明になり、本当の意味での採用活動費用がブラックボックス化してしまいます。
採用育成活動に必要なコストは、
①求人費用
②教育期間の人件費
③教育担当者の教育時間に充てる人件費
の総額となります。
【正しい会社の採用費用を算出する為に】
求人費用・応募者数・採用者数・短期離職者数・教育期間の人件費概算
を正しく把握する事です。
これらの指標を把握していなければ、企業の採用活動におけるコストの総額が
いつまでたっても不明なまま経営を続ける事となり得ます。
全ての問題解決のスタートは現状把握から始まります。
是非、自社の戦力化単価を算出してみてください。
はじめまして。Connect Innovation代表取締役の稲生です。飲食企業のSVなどを経て脱サラ。採用コンサルティング・社内研修講師・面接代行・スカウトメール代行・求人広告代理店・採用ホームページ制作・求人動画制作など採用・育成・定着にまつわる会社を経営しています。また、コロナ問題を変化のチャンスと新たに「ECショップ」の開店にも取り組んでいます。飲食時代に痛感しましたが、小さな人材課題を放置すると、会社内でいづれ大きな課題に発展するものです。また、経営戦略を構築するには必ず、人材採用育成戦略を構築しなければいけないとも実感しました。このサイトでは、企業側の視点・求職者の視点・採用担当者の視点・ワーカーさんの視点・求人広告営業の視点と様々な視点から人材課題にアプローチしていきます。少しでも、皆さんのお役に立てれば幸いです。
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