
【リクナビエントリー数、昨対1,300%達成】
私が飲食企業の採用担当責任者を務めていたのは、2013年~2016年の3年間です。採用担当責任者と言っても、会社で私1名。
会社の規模は、年商25億 社員数60名 アルバイト数800名の中堅企業です。
大学新卒採用・中途採用・アルバイト採用関連を1名で行っていました。
最も力を入れたのが、大学新卒採用活動。
理由は、年間800万円程度の費用を掛けながら、年間説明会来社数が30名程度で入社数は1名~2名と非常に費用対効果が悪かった状態で引き継いだ為。
生え抜き採用していきたい!が社長の方針だった為、大きな結果が出ない中でも新卒採用活動を行っていました。
業績を如何に上げるか、如何に人材を育てるかと苦慮していた、スーパーバイザーの仕事が長かった為、多額の費用を掛けて結果が伴っていない新卒採用の費用対効果を改善したい闘争心が湧き出ていたのです。
自身で採用戦略を練り挑んだ2015年度新卒で、採用人数12名と大躍進!
2016年度新卒で、解禁当月の3月データでリクナビエントリー数昨対1,300%を達成しました。(下記、実際のスクショ)

【爆発的にエントリー数が増加した秘密】
費用を削減しながら、結果を出すことにこだわっていた事もあり、戦略策定に力を入れました。
取り組んだ内容が以下の通りです。

飲食店にお客様を増やす王道は「顧客満足度の向上」
ならば、新卒採用に商売の原理原則を用いる事で結果がでると考えました。
そこで「世界一就活生に愛のある選考フロー」という名称で、徹底的に就活生にとって学びがある選考フローを立案したのです。

具体的には、セミナーから面接に至るまで、徹底して就活生の未来を共に悩み、本当に自身が挑みたい未来を考え、どの様な会社に進むべきか、どの様な考え方で社会に挑むべきかを指南していました。
また、BCSシステムというシステムを運用。
自社に入社しなくとも、他社合格の為に全面バックアップをするという内容です。
【口コミが口コミを呼ぶ】
このような、徹底的に就活生が「セミナーに来て良かった」と思って頂ける選考を行っていると、学生が学生を呼んでくるという現象が起こり始めます。
当然ですね。大学内の友人同士で常に情報交換を行っているのですから、口コミスピードは半端ないわけです。
このようにして、倍々ゲームのようにエントリー数が増加し、たった2年で来社数が21倍になったのです。
【まとめ】
考え方・戦略戦術を変えれば、結果は大きく変わります。
常に、状況を打開できる道はあるはずです。
知恵を絞り、自社ならではの採用戦略を考えられる事をおススメ致します。

はじめまして。Connect Innovation代表取締役の稲生です。飲食企業のSVなどを経て脱サラ。採用コンサルティング・社内研修講師・面接代行・スカウトメール代行・求人広告代理店・採用ホームページ制作・求人動画制作など採用・育成・定着にまつわる会社を経営しています。また、コロナ問題を変化のチャンスと新たに「ECショップ」の開店にも取り組んでいます。飲食時代に痛感しましたが、小さな人材課題を放置すると、会社内でいづれ大きな課題に発展するものです。また、経営戦略を構築するには必ず、人材採用育成戦略を構築しなければいけないとも実感しました。このサイトでは、企業側の視点・求職者の視点・採用担当者の視点・ワーカーさんの視点・求人広告営業の視点と様々な視点から人材課題にアプローチしていきます。少しでも、皆さんのお役に立てれば幸いです。
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