清掃・衛生管理の仕組み化は大切です
皆さんは、こんなお話を聴かれた事はありませんか?
「潰れたお店の殆どは、お店が汚い」
言い換えると、業績が芳しくないお店の大半はお店が汚いという事になります。
何故なのでしょうか?
少し考察してみます。
売り上げ減≒顧客志向の低下≒清掃レベルの低下
一定期間は、収益が出ていたお店が売上を下げる原因はシンプルです。
その多くが、新規の減少数をリピーターの増加数で埋める事が出来なかったという事です。
立地・業態・MD力などは、最低限は収益が出る水準だった為、一定期間は収益が取れていた訳ですから、ソフト面の問題が大きいと考えられるわけです。
では、なぜリピーター獲得数が少ないのか?
答えは簡単です。
「期待値>実体験」の営業を繰り返した為です。一般的に2度目の来店に来ない理由は「なんとなく」が大半を占めると言われています。
つまり、QCS(クオリティー・サービス・クリンリネス)を高め、お客様に印象に残る営業をしなければ、リピーターはなかなか増えません。
QSCの課題が浮き彫りになる事が、業績悪化というわけです。
このQSCで、最も早く顧客志向の低下の症状がみられるものが
C=クリンリネスなのです。
組織の顧客志向の低下が分かる清掃レベル
クリンリネスは、最もお客様に感じられにくいものです。
冷蔵庫の中やフライヤー、グリストラップなどをお客様が直に見る事は、まずありません。
最も、手を抜いてもお客様には分からない部分です。
顧客志向が高いお店は、お客様の立場に立って考えると、出来るだけ綺麗な厨房で作られたお料理を食べたいと思う。だから、常に綺麗な厨房を保とうと考えます。
ところが、顧客志向が低くなったお店は、清掃を丁寧にすると自分たちがシンドイ、早く帰りたいと自分本位の考え方に支配され、お客様から直接見られない箇所から徐々に手を抜いていきます。
これらの事から、清掃レベルが低下して来たお店は、顧客志向が薄れてきており、いづれはQSにもほころびが出てくるのです。
そして、顧客離れが激しくなり、売上減という数字となって課題が見えてきます。
清掃レベルを高いレベルで保持する方法
お薦めの方法は、社内の店舗間で相互に衛生チェックを定期的に行う事です。
社内の店舗間は、良き仲間である事と並行して、ライバル意識も持ち合わせています。
清掃レベルの競争意識を持ち込む事が有効です。
また、他の店舗に衛生チェックに行き、課題を挙げていく行為は、自店舗を棚に上げての指摘になる事が、多く自発的に清掃レベルを高める意識が芽生えやすいのです。
社内衛生チェックのシートをプレゼント
感染症問題の渦中で、衛生の意識が高まっている昨今、清掃レベルが低いお店への消費者の視線は厳しいものになる事が想像されます。見方を変えれば、危機意識を従業員も理解しやすい環境とも言えます。
清掃レベルを高く保持して、顧客志向の高いお店を創る為にも、是非衛生チェックをして欲しいと願っています。
今回は、社内衛生チェックのシートをプレゼントします!
是非、ご活用ください。
下記よりダウンロード可能です!
はじめまして。Connect Innovation代表取締役の稲生です。飲食企業のSVなどを経て脱サラ。採用コンサルティング・社内研修講師・面接代行・スカウトメール代行・求人広告代理店・採用ホームページ制作・求人動画制作など採用・育成・定着にまつわる会社を経営しています。また、コロナ問題を変化のチャンスと新たに「ECショップ」の開店にも取り組んでいます。飲食時代に痛感しましたが、小さな人材課題を放置すると、会社内でいづれ大きな課題に発展するものです。また、経営戦略を構築するには必ず、人材採用育成戦略を構築しなければいけないとも実感しました。このサイトでは、企業側の視点・求職者の視点・採用担当者の視点・ワーカーさんの視点・求人広告営業の視点と様々な視点から人材課題にアプローチしていきます。少しでも、皆さんのお役に立てれば幸いです。
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